中学校部活問題2 様々な問題

父の「部活バカ」のおかげでいろいろな苦労を味わった私たちですが,何とかまっすぐに育った上に,私たち兄弟2人はそれぞれ小学校と高校の教員になりました(笑)。

 

その辺はこれから必要に応じて書くこととして(笑),部活問題について考えてみたいと思います。

 

最近のtwitterでつぶやいている多くの現場中学の先生方の声や,解説,論評されているコメントをいろいろ読みました。

 

まず,自分の立ち位置を考えたとき,自分の部活動に対する考え方を,まずまとめてみようと思います。

そうすれば,私のtwitterやブログを読んで,「あー,この人はもともとこんな考えなのね」と分かり,無用な炎上を軽減できると思ったからです。

1 元小学校教員。かつては中学校教員を目指していたので,基本的には教職員寄りの考え。

2 現在大学,高校の子どもがおり,2人とも中学時代には吹奏楽部に所属していた。その間6年,部活動の保護者会の役員,副会長,会長と部活動の保護者会に中心になって関わってきた。そのため保護者としての立場も,保護者の言い分も基本的には理解できているつもり。

3 自分は行政経験(教育委員会など)はないが,前述の部活バカであった父は最終的には小中学校の教頭,校長になった…(笑)。そのため,基本的には管理職の思考回路もよく分かるつもり。

4 かつて何十年前の受験戦争,校内暴力等が社会問題化した時代には,部活動は単なるスポーツ,文化を生徒に体験させるだけでなく,むしろ生徒指導的な意味合いが濃い時代があった。またそれが学校経営上重要な位置を占めていた。しかし現在では,部活動の役割が大きく変化している。部活動の意義をもう一度考え直す必要がある。

 

以上が私の基本的なスタンスです。

 

中学校の部活動問題から端を発した教職員のブラック労働(≒一般企業と比較しても過度な長時間勤務)ですが,国の政策を頂点とすると,一番下の裾野には個人の教員の考え方,社会の風潮,現代社会の複雑化など,相当数の要因が絡み合っていると思います。

それらを一つ一つ,切り分けられる事項は切り分けて考えていく必要があるでしょう。

これからしばらくは,問題の一つ一つを切り分けられるだけ切り分けて考えていってみたいと思います。

またtwitter等でつぶやかれることにも考えて行きたいと思います。

 


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