定時退勤は,単に望んだだけで実現できるものではありません。
まず自分の仕事の仕方を変える必要があります。
これは他人をあまり巻き込まず改善につながる方法です。
小学校の教員生活の中で,私の仕事の仕方が劇的に変わった,ターニングポイントは「システム手帳」を使い始めてからでした。
この手法は,現在大学で直接指導しているゼミの学生にも教えているところです。
簡単に言うと,多くの小学校の先生は時間管理がアバウトすぎるのです。
「どんぶり勘定」とでも呼べばいいのでしょうか。
しかも,学校には教務主任が配布する「月間予定表」,「週間予定表」なるものがあります。
あれの余白をハサミでチョキチョキ切り,ノートにペタッ,それで終わり,という先生がたくさんいます。
確かにあれがあれば,行事予定,毎日の授業時数,各種会議の有無まで分かります。時間管理をしている気になるのも無理はありません。
でも,それでは仕事ができません。これはこれから記していきたいと思います。
もう一つは手帳の中身を変えてからです。それまでは分厚いシステム手帳を使っていました。
でも秘密は手帳の中身の種類です。
それまでは開いたとき左側に1週間,右側には左の1週間に合わせたメモ欄があるものです。
多くのビジネスマンや先生はそれです。
でも私が使ったのは,「バーティカル型」と呼ばれる形式です。
これは一般的な手帳用語?として広く知られています。
さらに言うと,手帳メーカーでは高橋書店のバーティカル型,A5サイズです。
いろいろな機能を考慮し,コレが最適でした。
次回はこれについて詳しく述べたいと思います。