卒業式に参加を求める嘆願書が出る違和感

「子どもたちが家族に感謝の思いを伝えたり、成長した姿を見せたりできないまま学校生活が終わってしまうのは残念」「 卒業式を子どもたちと一緒に! 」のかけ声の下,全国のあちらこちらで,卒業式の参加を求める嘆願書が上がっています。

私自身は,非常に違和感を感じたので,どういう世論の流れなのかtwitterを追ってみました。

「卒業式,嘆願書」のキーワードで検索してみると,どうやら否定的な書き込みの方が多い感じです。

現在は通常の状態ではなく,世界的なパンデミックが起こっている時期。
ヨーロッパは国境封鎖,アメリカは厳戒態勢ということになっています。
このような中での,卒業式に参加を求める「嘆願書」です。

私は残念ながら「悠長な日本人」としか思えません。
しかも嘆願書が出ている地域はCOVID-19の感染者が多い地域でもあります。

話はぐぐっと大きく変わりますが,このCOVID-19の影響で様々な学校行事が中止,延期を余儀なくされています。

しかし,他方では「この行事は本当に必要だったのか」という議論が教員を中心に出ています。

これまで学校は,入学式,運動会,学習発表会,そして卒業式などいろいろやってきたのですが,「何のためにその行事を行うのか」ということを考えないで,ある意味だらだらと続けてきたのではないかと思います。

そのために行事が肥大化してしまった。そして教師が1つ1つの行事に何の意味があって,児童・生徒をどのような姿にしたいのかということを「考える力」も奪ってしまったのではないかと思います。

今回の卒業式。

本来は「卒業証書授与式」です。

「 卒業式を子どもたちと一緒に! 」
これは家に帰ってからいくらでも家族と祝うことができます。

卒業証書を授与されるということは,決まった教育課程をすべてクリアした証を授与されるものですから,まずは本人が自分の頑張りを認め,ともに学んで苦楽を共にした学友とそれを喜び合う。
これが大前提ではないかと思います。

親は子どもを支えた,むしろ「裏方」。
表舞台に子どもと一緒に立つ必要はないのでは,と思います。

私なんかは,むしろ夫婦で「卒業おめでとう!」と言いながら2人でお酒のグラスを傾けながら,お互いの努力をいたわりながら子育ての苦労話でもすればよいと思います。

子ども達は子ども達で,もう次の遊びや好きなことをする計画を立てていると思いますけど。親の苦労なんかどうでも…。


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