前回に続き一気読みはこの1冊。
読み終えて,英語の学習はやはりこうあるべきか…,と思える内容でした。
また,専門書やアガサ・クリスティーも英語版を読んでみたいと思います。
やはり千里の道も一歩からですね。
印象に残っている箇所を引用します。誤解が生じないように,前後を少し多めに含めます。
以下,引用***********************************************
国会議員時代のブランドレスは,その経歴からして,日本ではさしずめ「タレント議員」のくくりに入るかも知れないが,日本では,タレント議員はおろか,国会議員全体を見渡しても,彼ほど流暢に言語を操ることのできる人間は見たことがない。
さらに言えば,少なくとも私の印象からして,国民全体の平均的知性においてけっして日本はイギリスに引けをとらないが,国を代表する政治家の頭の切れという点で見れば,どうひいき目に見ても完敗である。思考を司る言語運用能力が違いすぎる。もちろん,その裏には,巧言令色を嫌う日本と雄弁を尊ぶイギリスとの違いがあるのかもしれない。