妻が転勤,長女は中学校に採用,そしてゼミの卒業生も少し学校にも慣れてきたようです。
いろいろな話を聞きますが,最近共通してるなあと感じたのは「職場の同僚間の仲がよくない」ことです。
これは非常に深刻です。
定時退勤した先生に「仕事もしていないのに,早く帰る」「若いのに定時で帰る」みたいな定時退勤に関わることと,仕事の多さのアンバランスに対することです。
ブラックな学校現場がそうさせているのか,はたまた性格の合わない人同士が働いているのか,それは分かりません。
しかし,こういう職場に,連携も効率化も生まれるはずがありません。
最も考えられるのは仕事量の不平等感だと思います。
ただでさえ,手がかかる子が多くいるだけで負担感が増します。
中学校だったら運動部の顧問と文化部の顧問では相当差が出てくると思います。
しかし,残念ながら学校に限らず世の中では,
「仕事ができる人ほど仕事が集まる」
「仕事ができない人に仕事は来ない」
というのが普通です。
「仕事が多い」のは「仕事ができる」証拠でもあります。
だからと言って喜んでいる場合ではありませんね…。
解決策は,職員間のストレッサーを取り除く以外にはありません。
ある程度の仕事の割り振りを変更することも,年度半ばでもやむを得ないと思います。
もう1つやっかいなのは「働いてくれない50代後半」の存在です。
全てを達観しているように見えて,若手がなかなか意見しにくい雰囲気を作っていますが,実は単なる手抜きという人もいます。
残念ながら,若手の支え,知恵袋になれない人は退場して頂くしかありません。
家族や生活があると言うなら,それ相応の仕事をしてもらうしかありません。
現場はそれほど待ったなしなのです。
そしてそれを言えるのは校長しかいないでしょう。
ここでも校長の力量が問われます。
現場の働き方改革は校長の力量,気持ち次第なのです。