書評 堀裕嗣著「教師の仕事術」1

ようやく書評を書こうという気になってきたので,冬休みを利用して上げたいと思います。

しかも,1回で終わらないような気がするので,初めから分割していこうとタイトルに数字をつけています。
もしかしたら書評では終わらず,仕事術や先生の研修会等の話題にも広がっていくかもしれないことを予感しています。

さて,著者の堀先生ですが,失礼ですが面識は全くありません(笑)。
ですが,現場教員の時に東北青年塾に数年通っていて石川晋先生や阿部隆幸先生,赤坂真二先生の講座をよく聴いていましたので名前だけは雑誌や著作で知っていました。

最近では,FaceBookやTwitterでフォローさせて頂いており,いくらかのコメント等も頂いているような感じです。
小学校算数と中学校国語というように教科の領域が違っていたのですが,最近は特にFBでの書き込みをよく読ませて頂いています。

さて,本題です。

FBでの講座運営に関して読ませて頂いているにつれ,大変厳格な先生だという印象を持っていました。
また長年の講座運営をされているということで,そういった先生の仕事術をぜひ知りたいと思い夏休みに初めて読みました。
私自身も仕事術のネタをブログに書いていたりもしていたからです。

で,一読目は,電車中であっという間に読み切りました。
私が一気読みしたのは那須正裕著「「資質・能力」と学びのメカニズム」以来です。
「あ,こりゃすぐ書評書けないわ…」と思いました。
簡単な言い方をすると,あまりに大事なことが一杯あるからです。

夏休みにそう思ってから,何度か読み返し,まずはウチのゼミ生の勉強用のテキストとさせて頂きました。
今4年生で4月からは教員として教壇に立つのですが,これを熟読すべし! というわけです。
そして3月までに数回ゼミをするのですが,教科書として私がいろいろ話しながら,という段取りです。

もうすでに相当長くなってしまったので,この回は全体の印象を記して締めたいと思います。

読み終わって思ったのは,ある程度の水準に来ると同じことをやっているなあ…ということです。
ある程度の水準というのは年齢か経験かはっきりはしませんが,とにかく私が自分で考えてやってきたことのほとんどが本書に書かれていました。
私がやってない,初めて知った,これはいい,というのは5個もありませんでした。
とにかく考えていたことから具体的な方法までとにかく一致しています。

いずれブログに載せた仕事術や定時退勤について本にまとめてみようか,と思っていましたが,全く不要。
堀先生の本にGO! という感じでした。


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