佐藤正寿先生 著「価値ある出会いが教師を変える」を読む

 

価値ある出会いが教師を変える 価値ある出会いが教師を変える
(2008/12)
佐藤 正寿

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佐藤正寿先生のコンテンツとブログ「地域のよさ・日本のよさを伝える授業」も必見。

 久しぶりに,佐藤正寿先生著「価値ある出会いが教師を変える」をここ数日何度も読み前している。正寿先生は岩手県で現在副校長をなさっている。ご本人の素晴らしい実践は割愛する。知りたい方は佐藤先生のブログをご覧頂きたい。 なぜ何度も読み返しているかというと,来年42才となり教師生活も折り返し地点,人生も折り返し地点というわけで,今後の教師生活をどうしていくか,そろそろ後半の身の振り方を考えたらよいのでは,と校長先生からアドバイス(助言,余計なお世話? 受け取り方は人それぞれだろうが・・・)を頂いたからだ。 

まあ,これまで自分自身のことに直接的なコメントをくれた校長先生は,私にとって残念ながら会うことはなった。何となく職員室の向こうの方にいる,という印象が最近の校長像だ。私としてはせっかくそう言ってくれたのだから,少し前向きに考えてみようか・・・・,せっかくの機会だし,と思ったわけである。 正寿先生とは東北青年塾を通して知り合うことになった先生である。40代半ばまでの数々の教育実践は本当に素晴らしいものがある。実際に出版された著書もたくさんある。そういった先生が後半の折り返しで何を考えていたか知りたかった。 

本とはその時どんなことを問題意識として読んでいるかによって,読み取るポイントも違ってくるだろう。ここ数日繰り返し読んでみて,次のことを感じることができた。○ 日々の授業では,「子どもの力をつける」ことが最大の関心事である。○ 正寿先生の「仕事日記」(仕事の中味が中心の日記)はとても触発された。まさに継続は力であり,著作でも書かれているとおり,以前何をやっていたかを検索したり振り返ったりするのにとても有効である。また,なによりも日々の実践を積み上げてきた自信につながる。○ 校内研究に関して,「学校公開のための研究推進Q&A」。

これも現在研究主任をしていて来年度公開研を控えている自分にとっては,大いに参考になった。ぜひ真似してみたい。○ 日々の授業での「3週間前からの教材研究」,そして他学年の授業ネタも普段から心に留めておくこと。これも今からでも見習いたいと思った。退職まで学級担任を通すか,管理職を目指すかいずれにしても管理職になるまでは年齢制限があるためまだ数年あるが,いずれにしても最近ダレている自分の仕事ぶり,学級のこと,ミドルリーダーとしての職場での立ち位置など,冬休みにじっくり考えていきたいと思う今日この頃である。


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