授業をはじめ、学校の仕事に「時間がかかりすぎる」とか、「効率が悪い」という話を持ち込むと,とたんに変な顔をされることがありました。
多くの教師は、教育現場に時間と効率を考えることは、なじまないと思っている向きがあります。
しかしこれは大きな間違いです。
時間と効率を考えなければならないところにそれを考えず,それを持ち込んではいけないところに持ち込んで,それはそぐわないと主張するのです。
こういったことに目をそらしてきた結果,仕事が「どんぶり勘定」になってしまいます。
残り時間や必要な時間を考慮せずに、「これは子どもにとって大事だからはずせない」とか「いいことなのでぜひやらせたい」という想いだけを言いますが,それにどれだけの時間がかかるのかという見込みや、計画を立てることができないのです。
これは会社の発想で言えば,うちの製品はとてもいい物を作っていますからと言って,採算度返しで納期も守らないという最悪の状態です。