今朝もあわただしく娘を学校に送り,ゆっくり朝刊を読みました。
今日はいろいろ気づかされる記事があったので,書き留めておきたいと思います。
まずは箱根駅伝。青山学院大学が4連覇を果たしたわけですが,以前から注目しているのが原監督のマネジメント力。
以前も監督の本を1冊買っており,その中身について注目していましたが,今回目を引いたのが大学院修士課程での学び直しと,過去のデータの洗い出しということです。
箱根駅伝3連覇している人でさえ,
「同じことばかり選手に伝えてきた感じがある。繰り返しになって,私自身いやになってきた。より高度な教育を学生たちに提供したい。」
と朝刊に記されていました。
もう一度自分のやっていることを点検するという考えは見習うべきものがあると思います。
もう1つは,過去のデータの洗い出しと,それに基づいた練習の方法です。
練習の消化率と照らし合わせて,選手が箱根に行けるかいけないかの客観的データとしたこと。
これも見習うべき点があります。
スポーツと同じように,これからはよりデータに基づいた教育をすることが大事だと思います。
次は,人生100年時代,地域発のベンチャーやくらし創出,の話題です。
読売新聞朝刊「人生100年 冒険は続く」
定年で退職された女性が,独学でパソコンやインターネットを覚え,iPhone向けのアプリ「hinadan(ひな壇)を作ったという記事です。
日本の80台のおばあちゃんがアプリを作ったと話題になったそうです。
山形新聞朝刊 「山形 再興 暮らし創出 絆生む」
YAMAGATA DESIGNの企業が取り組む農村カフェ「イロドリ」の話題です。
「面白いものが面白い人を呼ぶ」。
面白がってエリアを広げていくことがキーなのだと思いました。
そして最後は,山形新聞朝刊 「国産レーヨン 米沢で産声」「大学ベンチャーの先駆け」
帝人でレーヨンを開発した秦逸三教授の紹介だが,山形大学工学部の 城戸淳二 卓越教授 の有機ELの記事も載っていました。
教授の「米沢から日本が元気になるよう,明るい話題を未来に発信し続けたい」という言葉がとても印象的です。
今日のこれらの記事から感じたキーワードは「創出」です。
自らのところを出発点として,何か新しいものを生み出していく。
原監督とはいえども,3連覇に甘んじず,新しい方法を追求し続けています。
これを教育の領域で考えたら,どんなことが言えるでしょうか。
私の立場で言うと,「新しい方法」と「地域発」ですね。
どういった方法をとれば子どもの能力が伸びるのか,その方法は,ということ。
もう一つは,それを地域でやれないものか,ということです。
原監督の言葉に,「あるプロジェクトを組んだ時,その大義に3割の賛同を得られるならやってやろう」というのがありました。
(山形新聞朝刊 「この人」)
開拓者とは,そういうものの考え方をするんだと思いました。
今日の朝刊は,いろいろ考えさせられることがあり,とてもためになりました。