これまで定時退勤の条件をいろいろ書いてきましたが、正直に言うとそれらは消極的な理由だと自分では思います。
積極的な定時退勤を目指す理由が私にはありました。今回はそれを書いていこうと思います。
定時退勤を目指し始めたときは、ちょうど太ってきて持病の腰痛が悪化し始め、何とかせねば! と思った時でした。
そして、それを解消すべく始めたのが「ロードバイク」。
いわゆる自転車乗りです。
詳しいことは別の記事にしたいと思いますが、とにかくやせるのが至上命題でした。
次にあるのは、私は少林寺拳法の道場をやっていていわゆる指導者。道場主というやつです。午後7時半から週2回、練習が始まります。
しかも!! 妻は間違いなく私よりも帰りが遅い(ゴメンね)!。私の父母と三世代同居の我が家は、夕方7時にはご飯を食べないと!
という、なんともタイトな生活でした。
6時半まで家に帰って、7時まで夕飯の支度をして、週2回の道場の練習に行くというスケジュール。
必然的に、自転車に乗れるのは夕方退勤した時間から6時半までの1時間半。
というわけで5時から6時半までの約1時間半が私のダイエットのための貴重な時間となったわけです。
早く帰ってやることもなかったら、別に定時に帰らなくてもいいように思います。
しかし、多くの教員にとって、仕事とは全く別の世界に生きる、ということは大きな意味があるように思います。
私のことを例に取れば、ふだん学校にいれば子どもはもとより、年上の保護者からも、「先生、先生!」とちやほやされます。
これは先生にとっては、あまりいい状態ではありません。
謙虚さがなくなります。
買い物に行っても、知り合いから「先生!」と声はかけられるし、銀行の窓口に行っても先生、と言われます。
若い先生なら、なおさら舞い上がって勘違いしてします。
でも、習い事はそういったことを、ものの見事に打ち砕いてくれます。(笑)
職場では先生と言われても、道場では教えを乞う身。
必ず師匠には戒めを頂いたり、立場を超えた指導を頂きます。
何ともありがたいことです。
教師にとって、そういう「社会勉強」が、実は大事なんですよね。
話はちょっとそれましたが、定時退勤をする「積極的理由」というか、目的、目標を持つことが大きな原動力となります。
私の同僚の先生方では,お芝居(演じる方),生け花,着付け,社交ダンス,草野球,剣道などをやっていたようです。
で,私は少林寺拳法。
いいですよ。先生も。「習い事」するの。