基本的に教員とは,「ただ働きもいとわない人種」のように思います。自分も含めて。
一生懸命働いても,サボっても,教師であるからには完全年功序列の世界。給料(お金)は自分の意思では決まりません。
「子どもの笑顔が癒やしになる!」なんて夢のような言葉に踊らされ(笑),踊っていられる面もあるかもしれません。
しかし,絶対的に不足しているのは,やはり,「土日の休養がない」ことでしょう。
それに拍車をかけるのは,平日の過剰な業務。これに尽きるのではないでしょうか。
普通の職種だと,サービス業などでも土日が出勤の職種であれば,平日に休み,完全に会社に行かない日が1週間に1日はあるはずです。
あるいは毎週定期的に休みを取れない(例えば観光会社のツアコンのような)職種では1ヶ月の中で○日間,とか決まっているはずです。
ところが,中学校の教員はいずれにも当てはまりません。
誰が見てもそうでしょう。
公務員の場合,1日8時間労働を超過した場合は代替の勤務不要に当たる時間を確保しなければならないはずです。
それを,現場の校長がなあなあで黙殺してきたことが最大の原因です。
しかし,それを黙殺しなければ,部活動のシステムはそもそも成り立ちません。
そこで登場するのが,「部活動を好きでやっているという教員もいる」という言説です。
管理職はこれをいいように使ってきました。
黙って泣き寝入りしている=好きでやっている, のようにすり替えている例もあります。
このことが,解決をより複雑にするのです。