いろいろな学校に勤める卒業生や知り合いの先生が増えて久しいのですが,最近聞いていて「心が痛くなる」のが先生方の働きぶりです。
4月1日から気持ちも新たに出勤していくわけですが,どうも「大丈夫か…」というところも少なくありません。
実際に勤務している先生の話で,小学校でスポーツの「朝練習」が頻繁に行われているとのこと。
練習は7時15分ごろから始まるそうです。
「じゃあ,何時に学校に行っているの?」
と聞くと,どうやら7時前だそうです。
通勤時間は約1時間。
この先生は一体何時に起きてるの???
と思います。
まるで3交代の朝帰りのようです。
そして帰りは夜9時,10時の世界。
あり得ないでしょう,こんなの。
完全に働き方改革の流れに逆行しています。
最近は私のブログも読者が増えましたので,あちらこちらに影響が出てくるため,詳しい場所は載せませんが,神奈川県内のある自治体です。
どうか早く気がついて一刻も早く改善に進んでほしいものです。
もっと危険だと思うのは,その先生はもはやそれが当たり前で,逃れられないと思い込んでいるところ。
「体育主任には逆らえない」ような雰囲気があります。
で,この体育主任も実は被害者です。
そういった自治体の慣習にどっぷりとつかって,それが自分の仕事と完全に思い込んでいるところです。
それで目立って,自分は力があるんだと勘違いしてしまうところ。
まるっきり体育会系です。
その自治体ではそういった体育で実績を上げた先生が管理職に登用される例が多いようにも聞きます。
こうなってくると,校長,副校長も全く同じ思考回路になっているでしょう。
この状況から脱出するのは容易ではありません。
「自分のところの常識が日本の非常識」になっていませんか?